Paint it ! Project

活動報告

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ケニア壁画プロジェクト 〜 マゴソスクール 〜

今回は壁画制作のために現地のスタッフ2人を雇用し、3人での制作を予定していたが、マゴソスクールの先生、生徒が多数手伝いを希望したため、毎日10人ほどの人数で制作をしました。
始めは子供が手を入れることで作品のクオリティーが落ちるのではないかという懸念もあったが、子供に自由に描かせる部分と、きちんと描き込む部分を作ることで、子供たちの思い入れもあり、また作品としてもすばらしいものを描くことができました。
壁画を披露するクリスマスパーティーでは、200人以上のゲストを招き、盛大に行われました。
多くのマゴソスクールの生徒やスラム住民が協力して制作した壁画であったために、彼らの喜びと達成感は大変なもので、長く大切に保管できるように努力するとの言葉をいただきました。



ツアー中にミリティーニ村 ジュンバ・ラ・ワトトに描いた壁画 

アートスクール

ケニア滞在中に、子供たちを集めてアートクラスを実施。絵の具をほとんど使ったことのない子供たちに、日本から水彩絵の具(提供・株式会社ぺんてる)を持ち込み、使い方を指導。
数回のアートクラスを行った後、コンペティション形式で子供たちに絵を描いてもらい、展示会を開催。
上位に選ばれた作品には商品が授与されました。


アートスクールの目的

スラムの学校には満足なグランドも遊戯施設もありません。彼らの遊び場は狭い学校の敷地内で、その中でゴムとびをしたり、歌を歌ったりして遊んでいます。勉強ができる子、音楽ができる子、スポーツができる子は自分を表現できるチャンスがありますが、それらが不得意な子は自分を表現できる機会を持ちません。
マゴソスクールに通う子供たちには、過去に虐待を受けていたり、深刻な家庭問題を抱えている子が多くいます。
内向的になっている彼らを、アートによって少しでも癒すことができればと思い、アートクラスを開きました。


アートクラスの成果

アートクラスはマゴソスクールで5回、ティカのモヨチルドレンセンターで1回行われました。
初めて使う絵の具に大はしゃぎで、子供たちはみな一生懸命絵を描いてくれました。
中にはもっと本格的に絵を学びたいという子供が出てきたため、アートクラス終了後に、鉛筆デッサンや、2点透視図法といった美術の技法の授業も行いました。  
日本の子供のようにアニメのキャラクターや漫画を写すのではなく、自分の目で見た記憶の景色や、理想の世界、好きなものを描くため、とても大胆で個性的な作品がたくさん生まれました。  
それらの作品で展覧会を開き、保護者やスラムの住民に見てもらいました。
自分の絵が飾られるのが初めての子供たちは、とても誇らしく自分の絵を紹介していました。
彼らにとって絵を描くことが、楽しく、また自分を表現する手段だということが伝えることができたのではないかと思います。


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Paint it ! Puzzleエコバッグポストカード