Paint it ! Project

活動報告

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ケニア壁画プロジェクト 〜 マゴソスクール 〜

制作した場所と環境

キベラスラム

ケニアの首都ナイロビに位置し、南アフリカのソウェトに次ぐアフリカで2番目の規模を持つスラム。人口は約100万人、それ以上とも言われています。
キベラスラムの成立ちは、100年以上もさかのぼる。それ故、スラム内での居住権や規律が存在しており、その秩序を守るためのシステムも存在しています。その面積は約14ku(2.5km X 5.6km = 14ku 東京ドーム約20個分)。

マゴソスクール MAGOSO School
Mashimoni Good Samaritan School for the Orphans

私立小学校 「 マゴソスクール 」 は、リリアン・ワガラというケニア人女性が開校したスラムに住む貧困児童が通う小学校です。彼女は10人兄弟の長女であり、両親を立て続けに亡くしてしまいましたが、必死に育て上げ、内2人を大学まで卒業させた努力家です。小学校設立のきっかけは、『子供たちに勉強する機会を与えたい』との強い意志から、自分が暮らす長屋の一室にストリートチルドレンを集め、寺子屋をはじめました。
やがてそこは、うわさを聞いた両親を亡くしたり、虐待されたり、行き場の無い子供達の駆け込み寺となり、人数が年々増えていき、現在のマゴソスクールとなりました。
リリアンとスラムの住民たちの手で運営し、フリーライターの早川千晶さんや、仙台とケニアを中心に活動するNPO法人アマニ・ヤ・アフリカ等からの支援もあり、多くの子供たちが学んでいます。


制作した壁画

マゴソスクールに描いた壁画のタイトルは「世界の昇る太陽」、世界中の有名な建物や象徴的な風景、乗り物や動物などを描きました。スラムで生活する彼らは、テレビや新聞を見る機会が少なく、世界のことを知りません。
学校の壁画に世界各国の絵を描くことで、彼らに勉強していつかスラムを出て、他の世界を見てみたいと思わせる絵にしたいと考えました。
壁画には世界中の絵と、外に行くマゴソスクールの子供たちが描かれています。
中央に下絵で描いていた絵を描き、左右に新しいイメージを描き足していきましたが、新しいイメージは作業を手伝ってくれていた子供たちと相談しながら決めていきました。




「世界に昇る太陽」 20x2.5メートル 


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